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【J1・J2・J3】 12段階のプレーヤー別の戦力補強の評価 (2017年-2018年オフ) (その15)

J1リーグ・J2リーグ・日本代表等を幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。 FW 赤崎秀平 (ガンバ大阪川崎フロンターレ) B- 川崎FはFW小林悠の負担を軽減できるCFを必要としているがG大阪に期限付き移籍していたFW赤崎をゲットした。G大阪では結果を残せなかったが2015年に鹿島で22試合で7ゴールを記録するなど能力は高い。スプリント回数の多さが特徴の1つで「2017年の90分あたりのスプリント回数」はJ1で4位となる30.55回。MF中村憲を筆頭に優秀なパサーの多い川崎Fは能力を発揮しやすい環境だと考えられる。 DF 多々良敦斗 (ジェフ千葉ロアッソ熊本) C- 千葉との契約が満了になったDF多々良はJ2の熊本に移籍することが決まった。千葉ではSBでもプレーしたが堅実なプレーに定評がある。安定感のある計算の出来るCBであることは間違いないがDF園田やDF小谷も同系統のCBである。3人とも身長は180センチなのでCBとしては小柄な部類に入る。選手層は厚くなるが「違ったタイプのCB」を獲得した方が戦力アップにつながったのではないか?と思われる。 MF 茶島雄介 (サンフレッチェ広島ジェフ千葉) C+ 2015年のクラブW杯を名を馳せた。2016年は22試合で3ゴールを記録。飛躍のシーズンになって「7番」を背負うことになったが今シーズンは低調。12試合の出場にとどまった。千葉に期限付き移籍することになったがインサイドハーフが最も能力を発揮できそうなタイプなので移籍先の選択としては悪くない。ただ、千葉の中盤の層は相当に厚くなったので出場機会を得るのは簡単なことではないだろう。 GK 田口潤人 (藤枝MYFCアルビレックス新潟) D+ 今シーズンは横浜FMから藤枝MYFCに期限付き移籍。J3で21試合に出場した。Jリーグデビューを飾るなど飛躍のシーズンになったが横浜FMとの契約は更新されず。正キーパーとして活躍した選手なので横浜FMとの契約が満了したのと同じタイミングで藤枝MYFCが完全移籍で獲得しなかったのはやや意外に感じたが新潟が興味を示していたのであればそうなったのも納得である。サイズには恵まれていない。 MF 差波優人 (グルージャ盛岡カターレ富山) B+ 2016年に仙台に加入。即戦力の期待がかかったが1年目はJ1で出場機会が無かった。2017年の後半戦はJ3の盛岡に期限付き移籍したが攻守両面で大きな存在感を発揮した。ボール奪取力が高くて展開力もある選手なので仙台でほとんと出場機会が与えられなかったのが不思議に感じるほどJ3で際立つ活躍を見せた。MF窪田(甲府)が抜けてしまったがMF差波が加入すればその穴は十分に埋まるだろう。 DF 増田繁人 (町田ゼルビアファジアーノ岡山) A- 「最終ラインのサイズアップ」は今オフの岡山の最重要テーマの1つになっていたが190センチのDF増田の獲得に成功した。空中戦に極めて強いCBで「自陣での空中戦勝率」は新潟でプレーした2016年は75.9%でJ1で1位、町田でプレーした2017年は76.4%でJ2で2位。2年連続でトップクラスの数値を残している。25才ながら伸びしろの大きいCBなので「非常にいい補強が出来た。」と言えるのではないか。 DF 北爪健吾 (ジェフ千葉横浜FC) B+ 即戦力と期待されて千葉に加入。ポテンシャルの高さは示したがレギュラーを獲得することはできなかった。同じポジションのDF溝渕が加入してまずまずのプレーを見せたことも大きく関係していると思うが3シーズンプレーした千葉を離れて横浜FCに完全移籍することになった。「攻撃力のある右SB」を必要としていた横浜FCにとっては効果的な補強に思える。新天地で飛躍のシーズンになるかもしれない。 DF 池田樹雷人 (バンコク・グラスFC愛媛FC) C+ 三菱養和SCユースから2015年にC大阪に加入。2016年はJ3のC大阪U-23で11試合に出場したが2017年は期限付き移籍でタイのバンコク・グラスFCでプレーした。184センチとサイズに恵まれており、左足の精度も高い。CBの素材としては面白い選手だったので完全移籍というのはやや驚きである。思い切った決断と言えるがC大阪と比べると強力な競争相手は少ないチームなので大ブレイクに期待したい。 MF 嶺岸佳介 (ツエーゲン金沢アスルクラロ沼津) C+ 国士舘大出身。金沢で4年間プレーしたがなかなか出場機会は増えなかった。J2では通算14試合、J3では通算12試合の出場にとどまったが左足のキックの精度が非常に高くて残留争いに巻き込まれた2016年の終盤はレギュラーを獲得してチームのJ2残留に貢献。栃木SCとの入替戦の2ndレグはスタメンで起用されている。高い攻撃力を持っているので左SBのみならず左右のSHでもプレーすることができる。 MF 小塚和季 (レノファ山口ヴァンフォーレ甲府) A+ ラストパスの本数は元日本代表のDF駒野(福岡)に次いでJ2で2位となる104本。なかなか攻撃の形が作れずに20位と苦労した山口で孤軍奮闘した。突出したサッカーセンスを持っており、若い頃のMF中村憲(川崎F)に重なる部分は多い。新潟県出身なので「当然、レンタル元の新潟に復帰するだろう。」と思っていたのでサプライズ移籍となった。昇格争いの行方を左右する可能性もあるビッグニュースと言える。 DF 増嶋竜也 (ベガルタ仙台ジェフ千葉) B- 期限付き移籍先の仙台ではJ1で22試合に出場した。貴重な戦力になっていたので「仙台残留」を期待するサポーターは多かったと思うが1年限りで退団。柏のライバルクラブである千葉に加入することになった。効果的な補強を続ける千葉はなかなかいい補強が出来たと言える。市立船橋高時代から「ビルドアップ能力の高さ」に定評のある選手なのでエスナイデル監督のサッカーに問題なくフィットするはず。 MF 小林祐介 (柏レイソル湘南ベルマーレ) C+ 「MF小泉慶(新潟)の加入が濃厚」となった時点でMF細貝あるいはMF栗澤あるいはMF小林祐の退団の可能性はグーンと高まったがMF小林祐が期限付き移籍で湘南に加入することになった。柏からはMF秋野も湘南に期限付き移籍中。MF中川も湘南でプロ生活をスタートさせているので「柏湘南」、「湘南柏」のルートはある。非常にボール奪取力の高い選手であるが湘南もボランチの競争は激しい。 MF 藤村慶太 (ベガルタ仙台ツエーゲン金沢) B- 仙台一筋でプレーしてきたので初めての移籍となる。2016年はJ1で25試合に出場。大飛躍のシーズンになったが2017年は3試合の出場にとどまった。若手の台頭や戦術変更の影響で力を出せなかったがテクニックがあってゲームをコントロールする能力が高い。いろいろなポジションでプレーできる点も魅力と言える。金沢はゲームをコントロールできるボランチを必要としているのでいい補強が出来たと言える。 DF 小島雅也 (ベガルタ仙台町田ゼルビア) B+ 何度か年代別代表に選出されている期待の右SB/WBであるがプロ2年目の今シーズンはJ1で1試合の出場のみ。五輪代表入りのことを考えても「出場機会を求めての移籍」があり得る状況だったがJ2の町田を選択した。町田は「攻撃力の高い右SB」が補強ポイントの1つだったので的確な補強と言える。名SBだった相馬監督はSBを育てるのが上手な監督なので町田を選んだ「移籍先の選択」も評価できる。 DF 和田拓也 (大宮アルディージャサンフレッチェ広島) B- 「SBの補強」は今オフの広島の重要なテーマの1つだったがDF馬渡(徳島)に続いてDF和田拓の獲得に成功した。左右のSBをこなせる選手でボランチでもプレー可能。「J1の上位クラブのレギュラーのSB」と考えるとやや物足りないところもあるが使い勝手のいい選手なので「左右のSBのレギュラー候補の1人」という立ち位置になれば心強い戦力である。広島は積極的で、かつ、充実した補強ができている。 MF 普光院誠 (SC相模原アスルクラロ沼津) C- 2018年が昇格2年目となる沼津はMF中村亮(秋田)ならびにMF白石(盛岡)の退団が確定。エースのFW薗田(徳島)も抜けるので極めて厳しいオフになっている。Jリーグの洗礼を浴びているが特に「2列目の補強」が急務だった。そんな中、運動量が豊富でドリブルに特徴のある24才のMF普光院を獲得した。「ふこういん」というのは極めて珍しい名前であるが「全国でもおよそ10人」という話である。 MF 伊東俊 (京都サンガロアッソ熊本) B- 山形時代には4年半ほど10番を背負ってプレーした。アタッカーの層が厚い京都では出場機会が限られたがテクニックがあってドリブルで突破のできる選手なので熊本で攻撃の中心になる可能性はある。ボールを受ける技術が高いので渋谷監督がショートパス主体のサッカーに挑戦するのであれば能力は発揮されやすい。悪くない補強と言えるが得点力不足解消のためにはもうワンランク上のアタッカーが必要である。 表1. 12段階のプレーヤー別の戦力補強の評価 (176名)
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