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エイバル乾、今季充実の秘訣は“通訳なし“ 指揮官の信頼揺るがず次節スタメン復帰へ

1エイバルのMF乾貴士は4月初頭にクラブの経営的戦略によって一時帰国し、安倍晋三首相が主催した夕食会に出席した。この経緯については日本とスペインの両国メディアが大きく伝えたが、乾が通訳なしで異国での戦いに臨んでいる様子をスペインメディア「deia」が報じている。

乾はクラブの日本における市場開拓の方針もあって、スペイン国王の来日に伴い帰国。その間に行われたラスパルマス戦とセルタ戦を欠場することになった。

この決断は現場を預かるホセ・ルイス・メンディリバル監督にとっても予期せぬものだったことが伝えられ、定位置を確保しつつあった乾は一時帰国後の初戦でベンチスタートとなり、後半開始から投入されたとしている。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170421-00010001-soccermzw-soccスペインメディアが一時帰国後の乾を特集
🇯🇵SD Eibar in Japan | Takashiri harrera bikaina egin zion bere jaioterriak pic.twitter.com/DwebbQ72g9— SD Eibar (@SDEibar) 2017年4月20日
そのなかで日本人の乾が、昨シーズン途中から個人通訳を付けずにプレーしていることについても触れられている。メンディリバル監督は「通訳自体はとても素晴らしい人物だったが、生活部分にも関連しすぎていたので、あえて取り除いたんだ」と説明した。

乾にとっては、すべてスペイン語でのコミュニケーションとなるが、指揮官は「彼は従順すぎるほどだ」と表現するほど信頼感が高く、また乾が信頼を寄せるレストランのシェフがいることも明かしている。

同メディアも、現地時間24日に行われる敵地アスレティック・ビルバオ戦での先発復帰を予想。「チームがヨーロッパカップ戦を目指すための戦いで、スターティングラインアップに戻るだろう。左サイドでプレーする日本人、イヌイの巧みなボールタッチは、相手チームにとって危険な選手となるだろう」と活躍が期待されている。日本人最多となるリーガ出場記録を更新する乾は、躍進を続けるチームに不可欠な存在と認識されているようだ。乾貴士が語る「一生忘れない」出来事と、エイバルという“居場所”/『Goal』の独占インタビュー
2―乾選手はスペインに来て2年目のシーズンを迎えています。リーガ・エスパニョーラの特徴を一言で言うと、どんなリーグでしょうか?

やはり難しいリーグだと思いますし、すごくレベルが高くてやりがいのあるリーグだと感じています。

―ちなみに、スペイン語はどうですか?

全然ですよ。ノリでどうにかしてます(笑)。

―(笑)。エイバルのスタジアムの雰囲気はどうでしょう?

スタジアムは本当に小さいんですけど、ファンとの距離がすごく近いのがやりやすいです。自分たちに対するブーイングはほとんどなくて、ポジティブな応援しか聞こえてこないので、すごくやりやすいですね。

―エイバルという町の印象も教えていただけますか。

小さい町で何もないですが、静かですごく居心地のいい場所ですね。

―具体的にはどういったところに居心地の良さを感じますか?

町が持つ雰囲気もそうですけど、町の人たちがすごく温かいんです。声を掛けてくれますし、その声の掛け方もしつこくなくて「頑張れよ」って言われて終わるぐらいで。いい意味であっさりしてて、それも居心地がいい理由の一つですね。

―では、チームの話を聞かせてください。ホセ・ルイス・メンディリバル監督が描くエイバルのサッカーはどういったものなのでしょうか?

前からボールを取りに行くっていうのが自分たちの特徴ですね。守ってカウンターっていうよりも、前からプレッシャーをかけて取ったボールをゴールに繋げる、という。それを相手のコート内でもやるので、どちらかというと守りのチームというより攻めのチームだと思います。

―というと、具体的な攻撃のイメージは?

前からどんどんプレッシャーをかけてボールを奪いに行くっていうのがうちの狙いだと思います。特にサイドから攻めるのが自分たちのスタイルなので、サイドの選手はしっかり攻撃の起点にならないといけないですね。

―そういう意味で、乾選手は重要な役割を担っていますよね。

そうですね。サイドにいる分、やはりそこで起点にならないといけないと思います。それにサイドバックとのコンビネーションもしっかりやっていかないとうまく崩せないので、その辺は重要になってくると思ってやっています。

―4月1日のビジャレアル戦では見事なゴールを決めました。かなり前から詰めて点を取りに行く形だったと思いますが、振り返っていただけますか?

すべてが狙い通りだったわけではなくて、ラッキーな部分もありました。ですが、前から積極的に行くという部分はエイバルらしかったかな、と思いますね。

―その試合も含めてですが、ピッチに立つにあたって特に心がけていることは何かありますか?

守備の時はしっかりみんなとバランスを取ることですね。その辺はだいぶできるようになってきたと思います。あと攻撃の時はもっと自由に自分自身を出していくことですね。もっとゴールに絡めるような仕事をしないといけないと思っているので。

―乾選手のスタッツを見ていると、チーム内でもタックルの成功率が高いですよね。守備への貢献度も高いと思うのですが、それも意識しているのですか?

そうですね。監督がやりたいサッカーっていうのをだいぶ分かってきて、戦術への理解は去年より今年のほうが絶対伸びていると思うので、そういうところが守備にも表れているのかなって感じはします。今は守備のやり方が分かってきて、どんどん楽しくなってきてる感じです。

―乾選手のポジションはライバルとなる選手も多いですよね。ポジション争いについてチーム内ではどのような捉え方をされているのでしょうか?

すごく楽しく、いい争いができていると思いますよ。うちの監督はレギュラーを固定せず、全員にチャンスを与えてくれるので。ただ、一度悪いプレーをすればすぐにベンチに下げられるし、「代わりの選手はたくさんいるんだ」という危機感を常に持ってみんなやっていると思います。

―今、ポジションを争っている周りの選手たちを、乾選手はどのように見ていますか?

ペニャはサイドバックもできて足も速く、バランスを取ることもうまいのでいい選手だなって思います。ベベは足元の技術とスピードがあるし、前に行く力がすごいなと思います。

―そんな選手たちと比べて、自分の強みを自己分析していただけますか?

自分自身は、バランスが取れるのと……なんですかね。自分のことはどう言ったらいいか分からないので、見ている人に判断してもらいます(笑)。

―(笑)。プレー面で「こいつは面白い!」みたいなチームメイトはいるのでしょうか?

そんなん言ったら、いっぱいいますけどね! みんなうまいので、みんな尊敬していますし、みんな面白い選手だと思います。

―その中でも注目すべき選手をあえて挙げるとしたら?

フォワードのセルジはポストプレーも守備も全部がうまい選手だなって思います。チームのためにすごく走り回って得点も決めてくれるのが魅力的ですね。あとは……センターバックのイバンは足が遅いんですけど、すごく頭が良くてポゼッション能力が優れていると思います。あの頭の良さは、日本人は見習わないといけないなって感じますね。

―ではもう少し乾選手自身の話を聞かせてください。今季、特に意識してプレーしていることはありますか?

今までは守備でボールを取りに行くことだけに集中してて、それでかわされることもよくあったので、守備でバランスを取ることを意識しています。セカンドボールを拾うとか、ポジショニングに関してはだいぶ良くなってきたと思います。あとは攻撃の時、中にドリブルで運ぶというより、縦に行けるように意識してやっています。

―中よりも縦、ですか?

そうですね。自分の特徴として切り込んで右足でシュートっていうのが多かったんですけど、そればっかりだと通用しないことが分かりました。一度縦に行くことで「次は中に行ける」って思うので、その辺を特に意識しています。

―では、エイバルに来てから今までで最も嬉しかった瞬間は何でしょう?

やっぱり、この間のゴールを決めた瞬間ですね。みんなが喜んでくれたのは、本当に嬉しかったですし、一生忘れないと思います。あれを求めてまた頑張りたいなって思いました。

―「一生忘れられない瞬間」を迎えた今、何を目標にプレーしていますか?

とにかく1試合でも多く試合に出て、少しでもチームのために貢献できるように頑張りたいです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170420-00000004-goal-socc 4エイバル対ビルバオは24日深夜27:45試合開始予定。
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