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サッカーも人生も「ミス」をするから面白い! | スポーツ | 東洋経済 ... - 東洋経済オンライン

日本代表戦は大人気だがJリーグは厳しい状況だ。熱心なファンをどう増やすのか(写真:Jリーグ)設立から25年目、サッカーJリーグが大きな節目を迎えている。近年のJリーグは試合中継の放映権料やスポンサー収入が伸び悩み、資金難に直面していた。だが昨年、世界中でスポーツメディアを展開する英パフォーム・グループと10年間、合計2100億円の放映権契約を締結。衛星放送のスカパーJSATが試合を中継してきたが、パフォームのスポーツ動画配信サービス「DAZN」(ダ・ゾーン)に変わった。これを機にさまざまな改革を打ち出したJリーグだが、2014年に就任した村井満チェアマンは当初からJリーグの改革を訴えてきた。Jリーグと54のクラブをどのように成長させていくのか。村井氏に聞いた。 ――2014年のチェアマン就任当時は、財政的にかなり厳しい状況だった。Jリーグ、クラブにどんな問題があったのか?就任したのは資金難から2ステージ制の導入を決めた後で、財政的に苦しかった。プロの興行なので、まずは財政基盤の確立が課題だった。本当に資金が枯渇していて、競技に影響は出るし、育成にもカネが回らない。今後の環境整備のためにも投資が必要だったが、負のスパイラルに入っていたのでなかなか手を打てなかった。現在、日本代表チームに関しては、スター選手が独ブンデスリーガや英プレミアリーグのクラブで活躍してブランド力がつき、スタジアムも代表戦は満員。強化資金も充当できるいい循環になっている。一方で、Jリーグは厳しい状況だ。スター選手がどんどん欧州リーグに行き、千両役者が抜けていく。ブランド力は落ち、長期で収入が低迷している。こうした負の循環が長期化すると、将来的には海外でプレーするような代表選手を生む流れが破綻してしまう。日本代表とJリーグ、双方の発展が大事現在の海外組も全員が元Jリーガーだ。海外でもまれるのはいいことだが、抜けていくだけでなく、生み続けていくサイクルが必要だ。日本のサッカー界を考えたときに、Jリーグが活性化して有望な選手が育ち、そうした選手が代表チームでも海外でも活躍していくことが重要だ。2014年に就任した村井チェアマン。当初からJリーグの改革を進めてきた(撮影:梅谷秀司)つまり、育成が大きなポイントになる。一方で、限られた資金でJリーグのブランド力を高めていくことや、Jリーグを積極的に露出していくことも重要だった。4人の理事でいったい何回合宿をしただろう。たくさんの模造紙をホテルの部屋に張って議論をしてきた。そこで決めたのが、魅力あるサッカーをすること、デジタル技術の活用、スタジアムの整備、アジアとの交流、経営人材の育成の5つの重要戦略。この5つがうまく回れば、日本のサッカーはおそらく正の循環になっていくだろうと。これを発表して進めていった。
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