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J1首位のセレッソ大阪、セビージャと“本気の勝負”へ…柿谷「ナメてくるようなら、逆に力を見せつけたい」 - Goal.com

明治安田生命J1リーグで約12年ぶりの首位に立ったセレッソ大阪は、17日のStubHubワールドマッチ2017でスペインの強豪クラブセビージャFCと対戦する。明治安田生命J1リーグ第18節で柏レイソルとの上位対決を制し、実に約12年ぶりのリーグ首位という最高のタイミングで迎えるセビージャFCとのStubHubワールドマッチ2017――。好調を維持するセレッソ大阪のキャプテン・柿谷曜一朗は、UEFAチャンピオンズリーグ予備予選に出場する強豪チームとの対戦を心待ちにしている。「楽しみでしかないですね。7月はリーグ戦とYBCルヴァンカップ、天皇杯と過密スケジュールですが、選手の起用法は監督が考えてくれると思うので、選手としては与えられた時間を全力でプレーするだけ。今のセレッソのチーム状態、メンバーには自信を持っているし、恐れる必要は全くない。勝利を狙っていきたいと思います」スペインのアンダルシア州セビリアに本拠地を置くセビージャFCは、過去にリーグ優勝1回、コパ・デル・レイ優勝5回、スーペル・コパ・デ・エスパーニャ優勝1回、UEFAヨーロッパリーグ優勝5回、UEFAスーパーカップ優勝1回を数える名門クラブだ。アルゼンチン人のホルヘ・サンパオリに率いられた2016-17シーズンは、レアル・マドリーやアトレティコ・マドリーから白星を奪って4位でフィニッシュ。UEFAチャンピオンズリーグではベスト16進出を果たした。そんなセビージャFCに対し、柿谷はこんな印象を抱いている。「パスを細かくつないで攻撃を組み立てるスペインサッカーを象徴するチームだと思います。欧州や南米の代表クラスの選手が何人もいるし、観ていて本当に楽しいサッカーをする。日本のサッカーの常識では、想像のつかないレベルだと思います」彼我の差はしっかりと認識している。だが、C大阪には十分に勝機がある。Jリーグはシーズンの真っ只中で、選手のコンディションは良好だ。チーム状態もすこぶる良く、海外クラブとの対戦とあってモチベーションも高い。一方、エドゥアルド・ベリッソ新監督を迎えたセビージャFCにとってはシーズン開幕前に向けた強化試合で、本格的なチーム作りを大阪でのトレーニングキャンプからスタートさせることになる。柿谷はそれぞれのチーム状況を踏まえながら、セビージャFCとの一戦に意気込む。「彼らが本調子からかけ離れている状態だとしたら、僕らの勝機が高まると思います。僕らをナメてくるようなら、逆にセレッソの力を見せつけたい」C大阪といえば、攻撃的なチームという印象が強いかもしれないが、J1で首位に立つ今のチームは、今シーズンから指揮を執る尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督によってハードワークや高い守備意識が植え付けられ、従来から持ち合わせていた攻撃陣のクリエイティビティが融合されたバランスの取れたチームだ。セビージャFCとの一戦では、積み上げてきたものを発揮した上で、「若い選手が貴重な経験を積む機会にもなってほしい」と柿谷は考えている。「僕や(山口)蛍、キヨ(清武弘嗣)は海外でプレーしたことがあるから、経験したことをチームメイトにできる限り伝えるようにしている。でも、話を聞くのと実際に対戦して肌で感じるのとでは全く違う。世界トップレベルの選手たちが局面で見せる技術の高さ、プレーの正確さをセレッソの若い選手たちが実際に感じて、『すごい、俺も海外でやりたい』と思う選手が一人でも増えてレベルアップにつながれば、チームにとっても良いことだと思います」C大阪は2013年夏、マンチェスター・ユナイテッドとプレシーズンマッチを行った。この試合のハイライトの一つとなったのが、南野拓実(現レッドブル・ザルツブルク)が強烈なミドルシュートを叩き込んだシーンだ。南野がこの一撃で自信を膨らませて世界へと羽ばたいたように、そうした選手がセビージャFC戦でも出てくれば、クラブにとっても大きなプラスとなる。「今のセレッソには、将来セビージャFCで中心選手になれるくらいの才能を秘めた若い選手がいる。今回の試合がいいきっかけになることも期待しています」Jリーグで首位に立つC大阪がセビージャFCに対してどれだけの内容を見せられるのか、セレッソサポーターが楽しみにしていることを柿谷は理解している。「その期待に応えたい」と誓う一方で、セビージャの関係者、そして来場するであろうセビージャファン、さらにはスペインサッカーや欧州サッカーのファンに証明したいことがある。「キヨが日本に戻ったのは、セビージャで試合に出られなくなったからだと思っている人が大半だと思うんです。でも、そうじゃないっていうことを証明するためにも、『こんなに良いチームなら、清武が復帰したのも分かる』というくらいいいゲームをしたい。本当はキヨ自身が試合に出て、それを証明したかったはずだから、ケガをしてしまって悔しい思いをしているはず。だから、僕らがそれを証明したい。セビージャ関係者にもサッカーの内容、スタジアムの雰囲気を含め、『清武はこんなに素晴らしいチームに戻ったのか』、『この素晴らしいチームの中心が清武なのか』って感じてもらいたい」彼の左腕に巻かれたキャプテンマークには「受け継がれしCerezoBlood」という文字が記されている。アカデミー出身、そして“セレッソから世界へ”という道を知っているからこそ、セビージャFCとの対戦に確固たる意味を見いだしている。今シーズンはチームのためにハードワークを続け、左サイドでチャンスに絡みながらゴールを狙う新スタイルに取り組む。彼の隠れた献身性が首位に立つチームの躍進を支えているのは間違いない。その姿をヨーロッパの強豪相手にもしっかりと披露してくれるはずだ。セレッソ大阪の強さを示すために、そして“盟友”の思いを晴らすために――。クラブ伝統の8番を背負った誇り高きキャプテンがセビージャ戦のピッチへと向かう。文=飯尾篤史Jリーグのライブ&オンデマンドはDAZN.comで。
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